ザンドックス工法とは、建設工事で発生する軟弱土や不良土に固化材(セメント系、石灰系)を添加・混合し、固化処理することにより不良土を良質土に改良し、現場発生土の多様な建設工事での有効利用を促進する工法です。
現在は建設発生土、浚渫土砂の埋立処分の受入地が不足しており、建設副産物の有効利用、省資源化を図るために不良土の改良によるリサイクルの必要性が高まっていますが、特に汚泥などの特殊土のリサイクルはまだ充分とはいえない状況です。
ザンドックス工法では従来工法に較べて建設発生土リサイクルの適用範囲を大きく改善し、港湾・河川の浚渫土砂だけでなく、極めて繊維質の強い有機質土にいたる特殊な土質まで、経済的で均一性の高い安定した品質に改良することが可能です。(ザンドックス工法は国土交通省NETIS(新技術活用促進システム)登録工法〔登録番号HK-030017-A〕です。)
- 改良土質の適用範囲(一般軟弱土から有機質土、ローム、汚泥)が広い
- 従来の工法に較べて混合性能が高く、経済的で安定した強度を実現
- プラント制御盤による集中管理で施工管理が容易
- 密閉構造のため固化材の発塵が少なく環境にやさしい
- 連続混合方式による大量処理も可能